5月23日(日)、井波総合文化センターで富山CAPさんによる「おとなワークショップ」が開催され、約20名の参加者が、こどもに信頼されるおとなになるためのコツを、体験型のワークショップを通して学びました。
こどもがイジメや性暴力、虐待などの暴力にあったとき、その解決や自分を守るために必要なのは、こどもの基本的な権利である「安心」「自信」「自由」が保障されていると感じられること。
そのためには、NO(「イヤ」って言っていい)、GO(逃げていい)、TELL(信頼できるおとなに話せる)ができる環境や関係性が大切。
こどもにとって信頼できるおとなであるためには、こどもの話を「聴くこと」。
こどもの話を、否定せず、分析せず、助言せず、同情せずに、こどもたちの「こわい」「つらい」「かなしい」などの気持ちに共感しながら、一生懸命に耳を傾けること。
そして「話してくれてありがとう」と伝えること。
こどもたちは、信頼できる友達や大人が自分の気持ちに寄り添い、話を聴いて、悩みを共有してくれたら、「安心」と「自信」と「自由」を感じ、生まれながらに持っている力で様々な問題に立ち向かうことができる。
こどもが「私は大切な人間」だと思えるように、「受容」「信頼」「尊重」「共感」「肯定」の心で、あるがままの子どもを受け容れること。
「聴いてもらえて良かった」と思える体験が、こどもの人生を大きく変える。
分かりやすく、心に染み入る言葉で紡がれたワークショップ。
参加された皆さんからは
「こういう話をもっとたくさんの人に聞いてもらいたい」
「こどもの話をきちんと聴こうと思った」
「こどもの力を信じたい」
「来てよかった」
と満足感あふれるコメントがたくさん聞かれました。
休日の午前中という貴重な時間にご参加くださった皆さん、ありがとうございました!
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